「たまがわクリーン10K」に参加して |
私は、青梅マラソンでデビューして以来、2度目のマラソン大会に出てきました。
トレイルランナー(*)の宮地藤雄さんが主宰する「たまがわクリーン10K」。
青梅では、マラソン初挑戦にもかかわらず、いきなり30kmに挑戦してしまい、周囲に驚かれ(あきれられ?)てしまった私ですが、今回は、地道に、謙虚に10kmにしたのでした。
会場は、川崎市古市場陸上競技場。
多摩川河川敷のランニングコース。平坦でとても走りやすいコースです。
JR南武線の鹿島田駅から徒歩15分でした。
ボランティアのスタッフの方が道の要所にいて下さり助かりました。
丁度桜の花も最後のひと頑張りといったところでしょうか。
会場に着くと…、あれ、会場らしいものがない!!!
よく見ると、河川敷のグラウンドにテントが2、3張ってある。もしや、あれが?
近づいてみると、やはりそこが受付でした。
着替える場所は? ちゃんとありました。
なんとも手作り感があって、とっても好感の持てる大会だなと思いました。
初めは、キッズの部のスタートです。
小学生以下の子達が元気一杯に走っていきました。
続いて、大人の5km、10kmの部のスタート。
男女合わせて、60人くらいでしょうか?
多摩川河川敷をまっすぐ走り続け、それぞれの距離の折り返し地点でまたスタート地点まで戻ってくるいたってシンプルなコース。
右手には、野球する少年や、サッカーをする大学生、そしてゴルフの練習をする大人。
皆、それぞれの休日を楽しんでいます。
今回、10kmと前回の青梅よりも短かったためか、自分の中で、軽く考えていたのですが、なんと途中から、本当にきつくなってしまって、歩こうか悩んでしまいました。
仕方なく、足をかばいながらの、そろそろrunでした。
でも、何とか1時間ピッタリのゴール!
前回の青梅が20km地点でのタイムオーバー失格だったので、完走は、とても嬉しかったのです。
たとえ10kmであっても。
ゼッケンと記念品のタオル。
また、私の勲章が増えました。
そして、最後のランナーがゴールした後、今度は、今走ってきた道を戻ってのゴミ拾いです。
実は、このコンセプトに共鳴して今回は申し込んだのです。
ずっと思っていたことがあるのです。
それは、『自分の力で出来る社会貢献』。
募金とか、チャリティーグッズを買うとか、そういうことではなく何か…
走ってきた河川敷の近くに捨てられているゴミを、ランナー皆でほんの小一時間だけだけど拾って綺麗にする。
簡単なことだけど、自分ひとりではなかなか出来ないことが、皆と一緒だとさりげなく出来るのですね。
そんなところに実は賛同して参加したと言ってもいいかも知れません。
どんなゴミを多く拾ったと思いますか?
空き缶、ペットボトル、コンビニのお握りの袋、飴の袋等など。
でも私が一番多く拾ったのは、タバコの吸殻でした。
拾いながら、過去のことを思い出していました。
2年前まで、30年近いヘビースモーカーで、ポイ捨ても身に覚えがあることだと正直言いましょう。
どちらかというと、環境汚染組に所属していたかも知れません。
2年前に思い立って、喫煙からすっぱり足を洗いました。
その経験もあり、過去への禊のように、一生懸命、タバコの吸殻を拾ったのでした。
さて、ゴミはどのくらい集まったと思いますか?
ボランティアスタッフも含めて、参加者は総勢100名くらいでしょうか?
やはり、小さな力も集まると凄いパワーになるのですね。
ほんの小一時間の間になんと10袋くらいのゴミが集まったのです!
集めた戦利品のゴミを前に皆で記念撮影をしました。
それから会場に戻って、表彰式。
頑張った子供たちも、表彰されて笑顔でした。
ちょっとだけ、早起きして、午前中で、完結する、「マラソン&清掃」企画。
何だか凄く得した気分です。
足と腰が痛いのもなんのその、誇らしい気持ちで、家路へと向かったのでした。
*トレイルランニングとは、舗装されていない山岳地帯や森林を舞台とする耐久競技です。この競技を通して、自然に親しみ、自然を愛する心を、伝えています。
Ken
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