NY2日目[アッパーイーストから5番街を散策] |
そして行ったことのない「グッゲンハイム美術館」へ。
印象に残ったのは、フランク・ロイド・ライトの設計によるグッゲンハイム美術館。
外観は、通称“白いカタツムリ”と呼ばれ、中は数々の名画が、螺旋状の通路の壁に掛けられている、凝った作り。
出来た当初は斜めに絵画を鑑賞することになるので批判の的になっていたようです。
<グッゲンハイム美術館の外観>
<らせん状回廊に名画が掛けられている内観>
幾つかひかれた名画がありました。
モジリアーニの「 黄色いセーターを着たジャンヌ・エビュテルヌ」。
<「黄色いセーターを着たジャンヌ・エビュテルヌ」>
内縁の妻であった彼女が、モジリアーニの2人目の子供を身ごもっていたにもかかわらず、彼が結核で亡くなると、投身自殺してしまうのでした。なぜ?愛する彼の子を育てることなく、自ら命を落とすのか…
もう1枚は…
<「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」>
最初に目にした時、ルノワールのそれを思いましたが、なんとパブロ・ピカソの絵画。
バルセロナに住んでいた19歳の彼が、初めてパリを訪れた時の作品だそう。
華やかな大都会パリにさぞ驚いたのではないでしょうか。
グッゲンハイム美術館をあとにして、セントラルパーク沿いにミッドタウンへ。
途中、メトロポリタン美術館の裏手にある「クレオパトラズ・ニードル」に立ち寄る。
<セントラルパークに立てられたクレオパトラズ・ニードル>
クレオパトラズ・ニードルは、ロンドン、パリ、ニューヨークに移され、立てられた3つの古代エジプトのオベリスクであり、古代エジプト期に製作され、神殿などに立てられた記念碑(モニュメント)の一種です。
1869年に開通したスエズ運河の開削工事に協力してくれたアメリカへのお礼にと、エジプト側から申し入れがあったそうです。
実は、マンハッタンは、1枚の硬い岩盤で出来ていて、その岩盤が地上に露出しているのがセントラルパーク。
そしてその場所にクレオパトラズ・ニードルがそびえたっているのだそう。
ここはNYのパワースポットでもあるのです。
NYの知らない一面を見た気がしました。
Ken